肝臓の未来は飲み方で変わる

みなさん、楽しい飲み会の後で「ちょっと飲みすぎたかな」と思ったことはありませんか?私も先日、久しぶりの飲み会で調子に乗って飲みすぎてしまい、翌日グッタリ。そのとき「お酒って体にどんな影響があるんだろう?」と気になり始めました。
特に気になったのが、お酒と肝臓の関係。調べてみると、驚きの事実が見つかったんです。今日はその研究をもとに、お酒と肝臓の関係性について学んでいきましょう。この話を聞けば「お酒との付き合い方を考え直そう」となるはずです。
とある研究により、お酒と肝臓の病気の関係がはっきりしてきました。特に注目したいのが「肝硬変」という病気です。肝硬変は、肝臓がほとんど働かなくなる深刻な病気です。
研究者たちは、9つの疫学研究に含まれた、260万人以上もの人のデータを集めて調べました。その中で5,505人の人が肝硬変になったそうです。この大規模な研究で、お酒を飲む量と肝硬変になるリスクの関係がわかってきました。
当然のことですが、お酒を飲むと肝臓に負担がかかります。女性は1日に1杯のお酒を飲むだけでも、肝硬変のリスクが少し高くなる可能性があります。一方、男性の場合は1日1杯程度ではリスクの増加は見られませんでした。ただし、お酒をたくさん飲む人は男女関係なく危険で。1日に5杯以上飲むと、リスクがぐっと高くなります。
女性の場合、1日に5-6杯飲むと肝硬変になるリスクが12.44倍にも跳ね上がるようです。さらに7杯以上だと、なんと24.58倍にもなってしまいます。
男性も決して安全ではありません。5-6杯で3.80倍、7杯以上で6.93倍とリスクが高まります。
では、この研究結果を知って、私たちの毎日の生活でどんなことに気をつければいいでしょうか?
簡単にできるアドバイスをいくつか紹介します。
まず、お酒を飲むときは、大量に飲むことはおすすめしません。どうしても飲みたいときは炭酸水を飲むことでも気を紛らわすことができるのでおすすめです。そして1日1杯でも、「毎日習慣的に飲み続ける」ことは肝臓に負担をかけることになってしまいます。週に1?2日程度は「休肝日」を作ってみるのもいいかもしれません。
私自身、この研究結果を知ってから、お酒の飲み方を少し変えてみました。たとえば、飲み会のときは、ビールを頼む前に必ず水や炭酸水を注文するようにしています。そうすると、のどの渇きが和らいで、お酒を飲むペースが自然とゆっくりになりました。
また、家で晩酌するときも、普通のビールではなく微アルコールのビールを選ぶようになりました。これだけで、アルコール量を自然と減らすことができます。意外と簡単なことで、肝臓への負担が少ない飲み方ができるんです。
楽しくお酒を飲みながらも、健康に気をつける。そんなバランスの取れた生活が、きっと私たちを元気で楽しい毎日へと導いてくれるはずです。美味しく楽しく、健康的にお酒を楽しみましょう。
参照:
Am J Gastroenterol. 2019 Oct;114(10):1574-1586.
八木裕太
村松正明

