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夜行性生活で脂肪性肝疾患

夜行性生活で脂肪性肝疾患

睡眠時間と非アルコール性脂肪性肝疾患に関係性があるという報告もありますが、就寝時刻との関係性もあるという調査報告をご紹介します。
中国で40歳以上の10,375人を追跡調査したところ、20時から22時の間に寝るグループは、20時より前に寝るグループよりも非アルコール性脂肪性肝疾患になるリスクが1.56倍高く、また22時より後に寝るグループは20時より前に寝るグループに比べて2.05倍リスクが高いことがわかりました。

同じアジア人である日本人でも、この研究と同じような傾向があるかどうか興味深いところです。
日本人の就寝時刻は年々遅くなってきており、22時までに就寝している人の割合は1960年では67%でしたが、2015年は27%まで減少しています。
また就寝時刻は地域別にも差があり、特に都心部では就寝時刻が遅い傾向にあることがわかっています。
ここ数十年の間に平均睡眠時間も減少していることから、現代人の身体にはかなり負担がかかっている可能性があります。

夜遅くまで忙しく寝たくても寝る時間が確保できない方、寝ようとしても寝付きが悪くて十分な時間眠れない方など様々な方がいらっしゃるかもしれません。
どちらの方へもおすすめなのが、早寝早起きの生活リズムを整えることです。
気軽にできる対策の1つは「入浴」です。就寝の1~2時間前に入浴することで一時的に体温が上がり、就寝時にはちょうど入眠しやすい体温に下がります。熱すぎる入浴温度だと体がリラックスしにくくなるため、40度ほどがおすすめです。ちょっとした入浴対策で、生活リズムが整いやすくなり質の良い睡眠が得られやすくなります。

早めに仕事を切り上げ、早めに入浴し、早めに就寝することで、非アルコール性脂肪性肝疾患のリスクが下がる可能性がありますし、さらに朝型の生活を送ることで朝の時間を有効活用できるようになり、生産性が上がる可能性もあります。朝型の生活は、体も心も健康的に過ごしやすくなるのでおすすめです。

参照:

DOI: 10.1002/dmrr.3322

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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