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疾患と栄養の関係⑬ 脳内出血と朝食

疾患と栄養の関係⑬ 脳内出血と朝食

朝食でエネルギー補給して、脳内出血のリスクを減らしましょう

脳内出血とは、脳の中で起こる出血のことです。

朝はぎりぎりまで寝ていて、朝食をとる時間もなく出かけるという人が多いと思います。
これまでに朝食をとることの重要性は様々な研究報告で指摘されています。

今回紹介するのは、日本で行われた朝食から摂取するエネルギーと栄養素の量が脳内出血発症のリスクとの関連性について調べた研究です。

朝食を抜くと、痩せにくくなるだけではなく、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などのリスクも上がるといわれています。
加えて、脳内出血のリスクにも関連することが分かりました。

この研究では、1981年から1990年にかけて日本の4つの地域において、40歳から59歳の男性1,662人、女性1,586人を平均約25年間の追跡調査をしました。朝食でエネルギーを補給している群は、そうでない群と比べて、脳内出血リスクが62%低いことがわかりました。特に男性における脳内出血のリスクの低さと関連していることが今回明らかになりました。

朝食を食べる人は、食べない人と比べてコルチゾールという血圧を維持するホルモン分泌が少ないことから、朝の血圧上昇のピークが抑制されることにより、脳出血のリスクが低下する可能性があるとしています。

つまり、この研究は朝食を抜くと、空腹によるストレスから血圧が上昇し、脳内出血のリスクが高くなることも示した結果といえるでしょう。
また、朝食からのエネルギー摂取が多いほど脳出血のリスクが低減することも分かっています。

朝食をとる時間がない、という方も多いと思いますが、朝の「空腹」は身体にストレスを与えてしまっているということを考え、規則正しく3食を摂取できるといいですね。
疾病予防の基本はバランスの良い食事です。一日の活動開始を朝食から始めてみてはいかがでしょうか。

参照:

J Atheroscler Thromb. 2019 Feb 1;26(2):145-153.

京極奈美

村松正明

執筆:
監修:
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