top of page
便秘体質が大腸がんリスク

子どもから高齢者まで、幅広い年代で便秘に悩む方は増加傾向にあるようです。ちょっとした不調ととらえがちですが、お通じと大腸がんとの関係性を調査した研究報告をご紹介します。
日本で男性25,731人、女性37,198人を約8年間の追跡調査したところ、女性で便通が6日に1回以下のグループは、毎日便通のあるグループよりも大腸がんになるリスクが2.47倍高いことがわかりました。一方で男性でも同じように排便の回数が少ないと大腸がんのリスクが高まる傾向が観察されましたが、統計的には有意ではありませんでした。
大腸は消化管の1つです。
食べ物を食べると、口腔や胃などで消化され、小腸で栄養が吸収されます。その後、大腸において水分が吸収され便となります。
食事を摂って便として排泄されるまでは、1~3日間ほどかかります。お通じの頻度は個人差があるので、毎日の方もいれば、3日に1回で問題なく過ごせている方もいます。
ただし今回の研究で大腸がんリスクの上昇が確認された「6日に1回以下」の頻度だと、便秘と言って差し支えないと考えられます。
女性は男性に比べて排便回数が少ないといわれており、便秘の方が多い傾向です。女性ホルモンの影響や、妊娠、出産も便秘との関わりがあるといわれています。また筋肉不足、水分不足、ダイエットによる食事制限、自律神経の乱れなども便秘の原因になります。
お通じ改善策としては食事内容が注目されがちですが、それに加えて水分摂取、適度な運動、ストレス解消なども大切です。日々できることから始めて快便体質に整えるとともに、大腸がんを予防しましょう。
参照:
DOI: 10.1038/sj.bjc.6601735
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
アンカー 1
bottom of page

