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心疾患の予防は計画的に

心疾患は日本の死因別死亡率で癌に続く第2位です。高齢化の影響もあり、割合は増加しています。今回は、心血管疾患とストレス対処行動との関連性を調査した報告をご紹介します。
日本で50~79歳の57,017人を約4年間追跡調査したところ、日常の問題に対して解決する計画を立てて実行する対処型行動をとるグループは、そうでないグループと比べて脳卒中になるリスクが15%、心血管疾患(CVD)による死亡リスクが26%それぞれ低いことがわかりました。
心血管疾患とは、心臓や血管に起因する疾患の総称です。心臓に繋がる血管の詰まりや狭窄により生じる狭心症や心筋梗塞、同様に脳の血管に起因する脳卒中も心血管疾患に含まれます。
これらの発症には加齢や遺伝も関係しますが、一般的なリスク因子は肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙といった生活習慣に関連するものです。
今回の研究では、問題に対して計画を立てて対処行動をとることが心血管疾患と関連性があるという結果でした。このような行動は、言い換えるとストレスに対して対処する行動力があるといえます。
これまでにもストレスと血管疾患との関連性については研究されており、関りがあることが報告されています。
心血管疾患の一番の予防法は肥満解消や禁煙など生活習慣の改善ですが、これらに加え、日常の問題に対して計画を立てて行動するといった普段の行動によっても予防につながる可能性が考えられます。
行き当たりばったりの行動は控えて計画的に行動することで、問題解決、ストレス解消、さらには心血管疾患の予防と、多くのメリットが期待できるでしょう。健康で過ごす未来に備えて、早い段階から計画的に過ごしましょう。
参照:
DOI: 10.1093/eurheartj/ehv724
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
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