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コーヒーと大腸がんの意外な関係

コーヒーと大腸がんの意外な関係

朝一番のコーヒーが日課という方も多いのではないでしょうか。私も長年、カフェイン入りのコーヒーを愛飲してきました。ところが最近の研究で、コーヒーの種類によって健康への影響が異なることがわかってきました。特に注目したいのが、カフェインレスコーヒーと大腸がんの関係です。

アメリカで行われた大規模な研究では、47歳から96歳までの約10万7,000人(男性47,010人、女性60,051人)を対象に、約16年間にわたってコーヒーの飲み方と大腸がんの関係を調べました。大腸がんは、結腸(けっちょう)と直腸にできるがんの総称です。

研究の結果、驚くべき発見がありました。1日2杯以上のカフェインレスコーヒーを飲む人は、まったく飲まない人と比べて、大腸がん全体のリスクが18%も低くなったのです。大腸の場所別に見てみると、結腸がんのリスクが18%、直腸がんのリスクは37%も低下していました。

一方で、カフェイン入りコーヒーについては、1日2杯以上飲む人で直腸がんのリスクが37%高くなる傾向が見られました。ただし、大腸がん全体や結腸がんについては、はっきりとした関連は見られませんでした。

ただのカフェインの有無だけではない違いが、この2つのコーヒーにはあるのかもしれませんね。

以上の研究を、実生活にどう活用すればいいのでしょうか。まず毎日飲むコーヒーの一部を、カフェインレスに切り替えてみましょう。そして大腸がんの予防効果を期待したい場合は、1日2杯以上飲むようにしましょう。研究では1日2杯以上で効果が見られました。

この研究は、私たちの日常的な飲み物の選択が、健康に大きな影響を与える可能性があることを示しています。もちろん、コーヒーを変えれば必ずがんを予防できるというわけではありません。しかし、小さな習慣の積み重ねが、より健康的な未来につながる可能性があるのです。

参照:

DOI: 10.1016/j.canep.2020.101730

八木裕太

村松正明

執筆:
監修:
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