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乳がんになりにくい性格とは…

乳がんになりにくい性格とは…

癌の発症は遺伝や食事、運動などの生活習慣が関わっていると考えられがちですが、乳がんの発症には性格面も関係しているという報告をご紹介します。

日本で40歳から79歳の女性34,497人を約8年間追跡調査したところ、「決断が早い」との自己評価をしているグループは、そうでないグループと比べて乳がんになるリスクが44%低いことがわかりました。

乳がんとは乳房の乳腺に発生する癌です。
自覚症状の1つに乳房のしこりがあります。良性のしこりもありますので、乳房のしこりがすべて癌であるとは限りませんが、乳がんはセルフチェックが可能な唯一の癌です。また、しこり以外にも乳房のただれ、えくぼのようなへこみ、左右差などが現れることがあります。月に1回のセルフチェックにより、早期発見が可能です。

セルフチェックはもちろん大切ですが、セルフチェックでは発見できない乳がんもあるので検診も必要です。乳がんは他の癌に比べて発症年齢が低い傾向にあり、30代で発生する方もいらっしゃる癌です。身近に乳がんを発症した経験のある方がいたり、ピンクリボン運動を耳にしたことがあったりと、女性では身近に感じられる癌の1つではないでしょうか。

乳がんの発症には女性ホルモンの「エストロゲン」が関わっていることが知られていますが、それ以外に心理的な影響を受ける可能性もあることが示唆されてきました。今回の研究では、「決断が早い」人は乳がんリスクが低いという結果でした。
狭心症や心筋梗塞等の発症には、性格との関連性もあると一部報告されていますが、乳がんと性格などの心理的なリスク要因の関連性についてはまだまだ研究が続いています。

今回の研究で、物事の決断が早い人は乳がんリスクが低いという結果でしたが、乳がんは早期発見、早期治療により生存率の高い癌です。このような性格の方でも安心はせず、定期的な乳がん検診やセルフチェックは行っていきましょう。

参照:

DOI: 10.1007/s10552-006-0111-x

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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