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頭にいいお節介

頭にいいお節介

先日、ふと、私はボルダリングを始めようと思い立った。でも始めるにはまず情報はどこでもらえるのだろうか。教室、先生、道具やウェアのお金だって必要だ。何より周りからの「頑張れー」や「一緒やりましょう」の一声が私のやる気を後押ししてくれる。そうやって私1人の空想が色々を巻き込んで現実になるのです。私も嬉しいけど、支えてくれた人もなんか楽しそう。支え合う社会は何やらいいことがありそうですね。


そこで今回は、認知症と人と人の支え合いがどう影響するかを調べた研究を紹介します。2020年発表、日本は宮城県に住む65歳以上の男女31,694人を約6年間追跡して、認知症の罹患リスクと人と人の支え合いの相関性を調べました。

調査の結果、人を励ましたり、話を聞くなど、他人に情緒的サポートを行う人は、行わない人に比べて認知症になるリスクが39%低いことがわかりました。
情緒的サポートとは人との関わりを通して得られる社会的支援(ソーシャルサポート)の1つです。
ソーシャルサポートには、情報的や道具的な物理的支援と、励ましや共感、褒められるなどの評価を受ける情緒的支援があります。これらのサポートは受ける=助けてもらうこともあれば、与える=助けることもあります。

研究では情緒的サポートを他人から受けるだけの人は、助けを他人に与えたり受けたりする人に比べて、認知症になるリスクが高いことがわりました。
助けを待っているだけでは、自分の悩みを伝えたりも楽しい空想も周りに広める機会もなく、外からの刺激もなく、頭も使わずに終わってしまうかもしれません。助けを与えれば、率先的に他人が何を求めているか考え、実践に移したり、また相手からも思いもよらない発想をもらえるかもしれません。相互にアクティブなハプニングが期待できます。

まず自分から「困ってる人はおらんかね」とおまんじゅうを持ってお隣さんを訪ねてみませんか?


参照:

DOI: 10.1016/j.archger.2019.103964

小瀧なつき

村松正明

執筆:
監修:
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