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ヘルシー夜食は存在しない!?

血圧の観点からみると、「ヘルシーな夜食」は存在しないようです。
高血圧の原因は塩分の多い食事や肥満、運動不足だと思われがちですが、食事のタイミングも影響する可能性があるという調査報告をご紹介します。
日本で24,490人の正常血圧の高齢者を3年間追跡調査したところ、就寝直前に夕食を食べる人は食べていない人と比べて、本態性高血圧症になるリスクが1.27倍高いことがわかりました。
日本高血圧学会が定義する「高血圧」の基準はこちらです。
・収縮期血圧(高い方の数値)が140mmHg以上
または
・拡張期血圧(低い方の数値)が90mmHg以上
血圧が高い状態が続くと血管に負担がかかり続け、血管が厚く硬くなる「動脈硬化」を引き起こしやすくなります。それによって体に血液が回りにくくなるため、酸素や栄養も十分に回らず、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などさまざまな症状が引き起こされるリスクが高くなります。
さらに就寝直前に食事をとることは、肥満リスクの上昇や睡眠の質の低下、さらには消化器系癌リスクの上昇につながることもわかっています。
夜食のラーメン、寝る前のご褒美スイーツ、寝酒におつまみ。
就寝前には様々な食の誘惑があるかもしれませんが、その食事が高血圧をはじめ様々な疾患や不調が引き起こされる要因になっているかもしれません。
また「お仕事が忙しくて食事と就寝までの時間を空けることが難しい」と感じていても、就寝直前の夕食はデメリットばかりです。生活スタイルを見直して、夕食は早めに終えるようにしましょう。
参照:
DOI: 10.1097/MD.0000000000015071
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
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