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大腸がんは予防できる

大腸がんは予防できる

健康を手に入れるためには健康的な生活習慣を身につけることが大切。このコラムを読まれている人はよく理解されていることかと思います。今回は、中でも大腸がんのリスクを減らすためにはどんな生活習慣を身につければいいのか、その方法について論文をもとにご紹介します。

看護師健康調査に参加した83,767人を対象とした研究です。この研究により、大腸がんのリスクを高める原因が明らかとなりました。

大腸がんのリスクを高める原因はいくつかあります。まず、家族歴がある場合です。もしあなたの親や兄弟に大腸がんや直腸がんを患った人がいる場合、そのリスクは55%増加します。また、30歳までに10年以上喫煙していると、リスクは16%増加します。さらに意外なことに、身長が高い方も注意が必要です。例えば、身長が170cmの人は155cmの人に比べてリスクが19%高くなります。

このようなリスクを高める生活習慣は、組み合わさるとさらに大きなリスクに繋がってしまいます。特に喫煙、過体重、運動不足、毎日赤身肉や加工肉を食べ、内視鏡検査を受けたことがなく、毎日の葉酸摂取量が少ない女性は、大腸がんのリスクが約4倍も高くなります。

ではこのようなリスクを避けるためには何をすればいいのでしょうか。もちろん、先にあげたような生活習慣を避けることも大切ですが、まずはこの2つから始めてみてはいかがでしょうか。

一つ目は、運動する習慣を身につけることです。週に21メッツ以上の運動をすることで、リスクは49%減少します。21メッツと言われても、あまりピンと来ませんよね。あまり難しく考えず、毎日少しずつでも運動を続けることが大切です。参考までに、日常生活や運動のメッツ量を簡単に記しておきます。【2?2.5メッツ:洗濯、植物の水やり、ストレッチ、ヨガ】【3メッツ:歩行、掃除機かけ、モップかけ、草むしり、軽い筋トレ】【4メッツ:ラジオ体操、階段を登る、水中歩行、自転車に乗る】【6メッツ:ゆっくりジョギング、ゆっくり水泳】あなたのライフスタイルで継続しやすいものを習慣化しましょう。

二つ目は、内視鏡検査を受けることです。内視鏡検査を受けている人は、受けていない人に比べて大腸がんリスクが24%低いことがわかりました。内視鏡検査を受けることで、大腸がんのもとになるポリープを除去することができます。さらに定期的に医療機関を受診することで、健康に対する意識が向上することも考えられます。さらに日頃の運動習慣や食習慣に気をつけることができるでしょう。

大腸がんは、ある日突然交通事故のように生まれるわけではありません。日々の習慣の積み重ねによって作り上げられる結果です。大腸がんのリスクを減らすために、日常生活の中でできることがたくさんあります。定期的な運動、バランスの取れた食事、適切な医療管理を続けることで、健康な未来を築きましょう。小さな努力が大きな差を生むことを忘れないでください。ぜひ今日から始めてみましょう。

参照:

Am J Epidemiol. 2009 Oct 1;170(7):863-72.

八木裕太

村松正明

執筆:
監修:
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