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寝すぎて心臓病!?

寝すぎて心臓病!?

過度に寝すぎることが体に悪影響を及ぼしてしまいます。
睡眠時間と心疾患との関連を調査した研究の紹介です。
スウェーデンで16,344人を6年間追跡調査したところ、睡眠時間が9時間以上の男性はそうでない男性よりも、虚血性心疾患になるリスクが1.33倍高いことがわかりました。
一方女性ではこの関連性は認められませんでした。

虚血性心疾患とは、血管が狭くなったり塞がったりして血液の流れが悪くなり、心臓が酸素不足状態になる疾患で、狭心症や心筋梗などがこれに含まれます。日本人の死因順位ではこの虚血性心疾患も含まれる「心疾患」は、癌に続いて2位となっています。
短い睡眠が健康に悪影響ということはよく知られていますが、長すぎる睡眠も体へ悪影響です。

また「9時間」と聞くと、「9時間も寝る時間はない、睡眠時間が短い自分とは関係ない」と思われるかもしれません。しかし、休日の寝だめや、年末年始、大型連休にいつもより長く寝ていませんか?必要以上に睡眠をとったり、いつも以上に長く寝てしまったりすることも、かえって体に悪影響で逆に疲労が溜まってしまいます。
たとえば仕事休みの土日2日間、就寝時刻がいつもの時間より2時間以上後ろ倒し、または睡眠時間がいつもより2時間以上長い生活をしてしまうと、体は時差ぼけに近い状態になってしまいます。土日にしっかり寝たのに月曜の朝にダルさを感じるのは、このいわゆる時差ぼけ状態だからかもしれません。
しかも2日間生活リズムが乱れた生活をすると、その後時差ぼけ状態から回復するまでに2、3日ほどかかるともいわれています。水曜日までダルさを引きずっていませんか?

いくら時間に余裕があっても、必要以上に長く寝ることは控えましょう。
虚血性心疾患リスクの上昇にもつながりますし、寝すぎによる日中のダルさや集中力の低下、生産性の低下にもつながりかねません。
日頃から自分に合った適正な生活リズムをキープして、寝すぎることのないようにしましょう。

参照:

DOI: 10.1007/s00125-017-4464-3

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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