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リウマチリスクと職種の関係!?

リウマチリスクと職種の関係!?

関節リウマチの患者数は日本で約80万人といわれています。決して珍しい疾患ではありませんが、発症についてはまだ詳しくわかっていません。今回は関節リウマチと肉体労働に関連性が見られたという報告をご紹介します。

スウェーデンで男性22,444人、女性10,902人を平均12年間追跡調査したところ、ブルーカラー(肉体労働者)のグループは、そうでないグループよりも関節リウマチのリスクが1.54倍高いことがわかりました。

関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、関節の痛みや変形、また発熱や倦怠感など全身症状が現れる疾患です。関節の症状は朝に出やすく、手指の左右対称に生じるこわばり感や、腫れ、痛みなどが多くみられます。
リウマチは、自身の免疫システムが誤って自分を攻撃してしまうことで生じる疾患です。
発症の原因は詳しくわかっていませんが、遺伝、喫煙、ストレス、ウイルス感染などとの関連性が示唆されています。個人差はありますが、発症すると長期的な治療が必要になる疾患です。
今回の研究では喫煙とリウマチの関連性も調査したところ、喫煙グループでは1.79倍発症リスクが高いという結果でした。ブルーカラーは喫煙状況を考慮しても、1.54倍高いという結果です。

数十年前は、「ブルーカラー(肉体労働者)は地位が低い」と認識されていた国もあったようです。ブルーカラーは工場や建築現場で働く人、一方で比較される「ホワイトカラー(頭脳労働者)」は事務職や研究職など頭を使って働く人を示します。以前は収入面の違いから、ブルーカラーは生活水準が低かったようです。
ブルーカラーの関節リウマチとの直接の関連性はわかっていませんが、肉体労働自体ではなく、経済的な生活環境がリウマチと関連している可能性も考えられます。
私たちの健康に関する様々な発見や研究は日々進んでいるので、健康維持のためにも最新の情報を手に入れるようにしましょう。

参照:

DOI: 10.1093/rheumatology/ker258

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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