太陽の国から真っ赤な元気を頂こう

狭心症や心筋梗塞、心臓の病気であることは分かるけれど具体的にはどんな症状でしょう。
血管が狭くなったり、血液の流れが悪くなることで心臓が動くために必要な血液が十分に行き渡らなくなります。すると心臓は酸欠状態になり、その結果、胸が苦しくなる。そんな症状をまとめて虚血性心疾患と呼びます。
心臓は身体のエンジン。エンジンを元気に動かすには血液の動きも元気である必要があります。
そんな身体はどうやってつくればいいのでしょうか。
そのヒントを長寿の国から学んでみましょう。
今回紹介する研究は、2014年までに集めた11の研究結果を分析したもので、虚血性心疾患とイタリアの食生活の関係を調べた研究です。
長寿の国イタリア。イタリアは地中海!地中海食を食べましょう。
調査の結果、地中海食を多く摂っている人はそうでない人に比べ虚血性心疾患のリスクが24%低いことが判明しました。
詳しい病名では冠動脈心疾患28%、心筋梗塞は33%、脳卒中は24%リスクが下がります。
地中海食で食べられているのは
代表格 オリーブ、オリーブオイル。
野菜はトマト、パプリカ、ズッキーニ、葉物野菜、香草など。
果物はレモン、オレンジ、ブラッドオレンジなどの柑橘類、ぶどう、メロン、スイカなど。
豆類はインゲン類、レンズ豆、ひよこ豆、ダイズ、大麦など。
オリーブオイルの脂肪は血液をサラサラにするオレイン酸。
野菜や果物は、強い太陽の日差しに負けないように生きるため、みんなビタミンたっぷり、ポリフェノールたっぷりでいわゆる抗酸化作用が抜群ですから、錆びない血液を手に入れる事ができます。ズッキーニやメロンなどに多く含まれるカリウムは、塩分を追い出し血管の圧迫も解消させるので血液の流れもスムーズになります。
確かあのゴッドファーザーもシチリアからニューヨークにやってきてオリーブオイルを売っていた一人でしたね。マフィアのドンがそんな素敵なものを広めてくれていたとはさすがみんなのゴッドファーザー。
真っ赤なトマトのパスタと赤黄緑の野菜のマリネ、これにオリーブオイルをひと回しで風味も健康もアップ、さらに美味しいワインで乾杯です。今夜は太陽の恵みを色とりどりにパスタマンジャーレ。身体のエンジンの心臓も、中身のエネルギーの血液も準備「満タン」にしてイタリア車のごとく軽快に走り出しましょう。
参照:
Crit Rev Food Sci Nutr. 2017 Oct 13;57(15):3218-3232.
小瀧なつき
村松正明

