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意識高めで白内障

健康のためを思って服用しているサプリメントが、実は疾患のリスク上昇の可能性があるという研究報告をご紹介します。
ヨーロッパで行われた29の調査研究をメタ解析したところ、マルチビタミン・ミネラルのサプリメントを服用しているグループは、服用していないグループよりも白内障になるリスクが2.0倍高いことがわかりました。
日本のサプリメント摂取率は2019年厚生労働省の調査によると男性21.7%、女性28.3%となっています。
日本に比べて海外にはさらに摂取率の高い国が多くあります。日本は国民皆保険なので、病気になっても医療費の負担は一部のみですが、保険がない国では医療費負担が高額になるため「予防」「健康維持」により重点が置かれています。そのため健康意識が高めの方が多く、サプリメントの摂取率も高い傾向にあると考えられています。
一方で白内障は、目の水晶体が濁る疾患です。症状が進行すると視力が低下し、日常生活に支障が出てしまうほど進むと手術が必要になります。
白内障の発症は多くの要因が関わっているといわれています。加齢、紫外線、遺伝、喫煙、糖尿病などの関連が示唆されていますが、今回の研究では、マルチビタミン・ミネラルのサプリメント摂取によって白内障のリスクが高くなるという結果でした。
マルチビタミン・ミネラルは生きていく上でも健康維持としても必要な栄養素です。これらのサプリメント摂取が白内障リスク増加につながるとの結果でしたが、マルチビタミン・ミネラル自体の摂取を控えることは危険です。
必要な栄養は適量をしっかり摂取しつつ、疾病予防、健康維持を続けましょう。
参照:
DOI: 10.1111/j.1755-3768.2012.02444.x
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
アンカー 1
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