マサイ族も都会に出れば凡な視力

最近めっきり目が悪くなった、目がしばしばするなど、多くの現代人が悩んでいることでしょう。
その悩みは大人に限らず子供も同様。むしろ生まれた時からデジタルな世界に触れている子供たちこそゲームやスマホ、タブレットでの学習で目が酷使されているはず。ランドセルで肩こりするこのご時世ですから。
牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡よりシャレたものが将来開発されていそうですが、その前に眼鏡っ子にさせない、ならないために一緒に対策を考えましょう。
今回ご紹介する研究はオーストラリアと中国で行われた強度の近視のリスクについて25の研究を分析したものです。そのうち23件が小児に関する研究でした。
やはり近視は子供にとって大きな問題のようです。
近視の発生と進行を防ぐには目をどう労わるべきなのでしょうか。
分析の結果、屋外での活動をする人はしない人に比べ、近視になる確率が46.4%、おおよそ半分になることが判明しました。
3年間の追跡調査では屋外活動を長時間していた人は、発生の予防と近視による屈折異常の症状を抑える事ができました。残念ながらすでに強度の近視の場合、その進行は防げませんでした。
ですから、少しでも以前より遠くが見えづらくなった時こそが気をつけどころです。
文字がかすんできたらば少し休憩といたしましょう。世界地図か地球儀を眺めて空想旅行。アフリカ、見つかりましたか。
あっ、確かにアフリカのサバンナにいる動物たちも先住民も、屋外で生活していて視力がみんな良さそうだ。
サバンナでは暮らせないけれど、思わず羨ましくなっちゃう視力のとってもいいお歴々のご紹介です。
1.ダチョウ
空は飛べないけども10km先の敵を見抜いて逃げ脚最速。
2.キリン
長い首で高いところからライオンを監視。
3.ワシ
人の8倍の光を集めて獲物を鷲づかみ。
4.マサイ族
視力なんと12以上、都会に住むとマサイ族も視力1-1.5に平凡に落ちてしまうよう…
5.カメレオン
30m先のエサも360度見渡してキャッチ。
6.ゴリラ、猿
ヒト並み。
卓上の勉強もいいけれど、百聞は一見にしかず。たまには動物園に行って生き物の視力を実際に目に焼きつけましょう。
参照:
Acta Ophthalmol. 2017 Sep;95(6):551-566.
小瀧なつき
村松正明

