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水の飲み過ぎ注意報

水の飲み過ぎ注意報

自分がどれだけの量の水分をとっているか、把握してますか?。実は、水分のとりすぎが大きな病気のリスクを上げる可能性があるようです。今日は、水分摂取と病気のリスクについてお伝えしたいと思います。

2021年にシンガポールで行われた研究をご紹介します。1,065人の2型糖尿病の患者さんを対象に、約3年間にわたって行われた研究です。研究者たちは、体内の余分な水分(これを「過剰水分」と呼びます)が、慢性腎臓病(CKD)の進行にどのような影響を与えるかを調べたんです。

慢性腎臓病って聞いたことがありますか?これは、腎臓の働きが徐々に悪くなっていく病気のことです。腎臓は体の中の老廃物を尿として排出する大切な役割を担っているので、この病気が進行すると体全体に悪影響が出てしまいます。慢性腎臓病によって、心疾患や脳卒中、認知症のリスクが上がるともいわれています。

研究によると、2型糖尿病の人では体内の水分が多い人ほど、慢性腎臓病が進行するリスクが高くなりました。具体的には、水分が最も多いグループは、最も少ないグループと比べて、慢性腎臓病が進行するリスクが1.45倍も高くなったのです。

一般的に腎臓が正常に機能していれば、体にとっては水分を節約して使うより、余った水分を排出する方が簡単であるため、水分のとりすぎは少なすぎるよりは好ましいといえます。しかし、腎臓の働きが悪化する2型糖尿病では水分のとりすぎには気をつける必要があるのかもしれません。

では、腎臓病を予防するためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。まずは毎日どれくらいの水分を摂っているか、メモを取ってみましょう。水を飲む量は、一般に1日2L程度と言われています。まずはこれにあわせて水分量を調節してみるとよいでしょう。必要な水分量は個人差があります。現在疾患をお持ちの方は主治医の指導のもと水分量を調節してくださいね。

この研究結果は、大切なメッセージを伝えています。それは、「体内の水分バランスを整えることが、健康な未来につながる」ということです。水分摂取は「多ければ多いほど良い」わけではなく、適量を守ることが大切なんです。

みなさん、今日からさっそく、自分の体と向き合い、適切な水分管理を心がけてみませんか?健康な体づくりは、こうした小さな気づきと実践から始まるのです。一緒に、より健康な未来を目指していきましょう!

参照:

doi: 10.1016/j.diabres.2021.108754.

八木裕太

村松正明

執筆:
監修:
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