top of page
前立腺がんになりやすい職業!?

前立腺がんは世界的に見ても男性で罹患率の高い癌です。
前立腺がんの発症には職業的なリスク因子も関連していると示唆されていますが、今回は前立腺がんと農村部に住む男性との関連性を調査した報告をご紹介します。
カナダで4つの地域、11,982件の家庭に住む45歳以上の男性2,938人をさかのぼって調査したところ、農薬の殺虫剤と殺菌剤の両方にさらされているグループは、そうでないグループよりも前立腺がんになるリスクが2.23倍高いことがわかりました。
前立腺とは、前立腺液を分泌し精子を保護する器官です。
日本で前立腺がんの罹患者は近年急激に増加しており、癌の発症部位別でみると前立腺がんは男性で罹患者数トップとなっています。
前立腺がんのリスク因子の1つが加齢です。日本は高齢化の影響もあり、前立腺がんが増加している可能性がありますが、その他にも食事の欧米化や生活習慣、男性ホルモンなどが影響しているといわれています。
今回の研究では、前立腺がんと農薬の使用に関連性がみられたという結果でした。農薬と前立腺がんとの直接的な関係は不明ですが、不必要な農薬への暴露は避けた方が良いでしょう。
また加齢による癌リスクの上昇は避けられませんが、日頃の暮らしでできる予防法はいくつもあります。まだ調査途中の段階ではありますが、農薬の使用をできるだけ避けたり、欧米のような高脂肪食を避けたり、適度な運動をしたりすることで癌のリスクを低下させることができる可能性があります。日常生活で、できることから始めていきましょう。
参照:
DOI: 10.1111/jrh.12137
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
アンカー 1
bottom of page

