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居眠りではありません、パワーナップです

前回の『ダイエッターは寝不足?』の記事では「睡眠時間が短いと肥満リスクが上昇する」という内容をご紹介しました。今回は同じ研究の続きで、「肥満とシエスタ(昼寝)」との調査報告をご紹介します。
スペインで10,532人を対象に約7年間、睡眠と肥満の関係について追跡調査したところ、1日30分のシエスタ(昼寝)をとっているグループは、そうでないグループと比べて肥満になるリスクが33%低いことがわかりました。
30分の昼寝が肥満リスクを下げる可能性があるという結果です。
ここ数年、日本でも「昼寝(パワーナップ)」が推奨されている企業や学校が増えつつあります。
昼寝をすることで午後のパフォーマンスが上がるともいわれており注目が高まっていますが、肥満とも関係性があるようです。
ただし適切な時間の昼寝をしなければ、肥満リスクは下がりませんし、夜の睡眠の質悪化にも繋がりかねません。
昼寝のポイントは、①30分以上寝ないこと、②昼寝は夜の就寝時刻の約9時間前まで です。
30分以上寝てしまうと夜寝付きにくくなる可能性がありますし、昼寝で深い眠りに入ってしまうとその後の集中力や注意力が低下してしまいます。
肥満との関係性についても、30分の昼寝をとっているグループが30分以上の昼寝のグループに比べて肥満リスクが低い結果でした。
太りたくないからといって、長時間の昼寝をしても肥満リスクの軽減には繋がりませんし、昼寝をした分夜の睡眠の質が低下してしまい疲労が蓄積してしまう可能性があります。
午後、特に昼食後は眠くなりやすい時間帯です。我慢せずに適度な昼寝(パワーナップ)をとって、スリムな体形とパフォーマンスアップの両方を手に入れましょう。
参照:
DOI: 10.1159/000354746
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
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