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サウナでととのい、認知症予防

サウナでととのい、認知症予防

日本ではここ数年サウナブームがきていますが、サウナの本場フィンランドではずっと前からサウナ文化が続いています。
サウナにより体も心も「ととのう」といわれていますが、認知症にも良い影響があるようです。

フィンランドで30~69歳の男女13,994人を39年間追跡調査したところ、フィンランド式サウナへ月に9~12回入るグループは、0~4回入るグループより認知症になるリスクが19%低いことがわかりました。

サウナの「ととのう」とは、サウナ→水風呂→外気浴の急激な温度変化により、交感神経・副交感神経が切り替わることで生まれる日常では感じられないような状態といわれています。
さらにサウナは「ととのう」以外にも、疲労回復やリラックス効果なども期待されているので、日々忙しく過ごす現代人にとって魅力的な存在でしょう。

一方で、疾患の予防を目的にサウナへ入浴している人は少ないかもしれません。
サウナには、高血圧や心疾患のリスク、ストレスホルモンを軽減させることが報告されています。今回調査された認知症との詳しいメカニズムはわかっていませんが、サウナ入浴による温度変化は、健康面へもメリットが大きいといえるでしょう。

またフィンランドでは、サウナでコミュニケーションを取るという文化があるようです。
家族や仲間と一緒にサウナを楽しみ、入浴中にコミュニケーションを取ることも認知症のリスク低下へ関係しているかもしれません。

日本ではここ数年でサウナを楽しむ人が増えていますが、一時的なブームに便乗するだけでなく、定期的な入浴を続けることで、認知症をはじめとした健康へのメリットを感じられるでしょう。
しかしサウナの入浴には適温や適切な時間があります。自分の体やその日の体調に合った温度、入浴時間でととのい、同時に認知症を予防しましょう。

参照:

DOI: 10.1016/j.pmedr.2020.101221

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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