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肺の生活習慣病!?座りすぎとCOPD

肺の生活習慣病!?座りすぎとCOPD

皆さん、1日どれくらい座っていますか?通勤、デスクワーク、食事、テレビ視聴...気づけば長時間座っている、なんてことはありませんか?実は、この「座りすぎ」が思わぬ健康リスクを招いているかもしれません。

私も以前は、座っている時間の長さなんて気にしたこともありませんでした。でも、今回紹介する論文を見て、座りっぱなしの恐ろしさを知りました。

2021年の研究で、座りすぎが慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクを高めることがわかったのです。COPDって聞いたことありますか?これは、肺の中の空気の通り道が狭くなったり、肺の袋が壊れたりして、息をするのが難しくなる病気なんです。タバコを吸う人がなりやすいと言われていますが、座りすぎもリスクを高めるようです。

中国の四川省で行われた大規模な調査によると、1日7時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて、COPDになるリスクが2.02倍も高くなることがわかりました。これって、結構衝撃的な数字ですよね。

さらに、研究者たちはより正確な結果を得るために、座る時間以外の要因をできるだけそろえて比較しました。例えば、年齢や性別、タバコを吸うかどうかなど、COPDに影響を与える可能性のある他の条件をできるだけ同じにして、本当に座る時間だけの影響を見られるようにしたのです。

この方法で調べた結果、1日5時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて、COPDになるリスクが1.24倍高くなることがわかりました。さらに、タバコを吸う習慣を考慮に入れてより詳しく分析したところ、5時間以上座っている人のCOPDリスクは、3時間未満の人と比べて1.37倍に上がることがわかりました。つまり、タバコを吸うかどうか、その他の生活習慣にも関係なく、長時間座ることそのものがCOPDのリスクを高めているのです。まさに、COPDは「肺の生活習慣病」と言えるるでしょう。

じゃあ、どうすればいいの?と思いますよね。実は、対策はそんなに難しくありません。例えば、1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かす。デスクワークの合間に少し歩く。テレビを見ながらストレッチをする。こんな小さな習慣を積み重ねるだけで、座りすぎを防ぐことができるんです。

私も今では、スマートウォッチで1時間ごとに立ち上がるリマインダーを設定しています。最初は面倒くさいと思っていましたが、続けているうちに自然と体が動くようになりました。作業を止めて体を動かすことで、集中力も続くようになり仕事の効率がアップしました。

座りすぎは現代人の宿命のように思えるかもしれません。でも、この研究結果は、私たちに行動を変える大切なきっかけを与えてくれています。立ち上がって体を動かすこと。それは、肺の健康を守る小さな一歩であり、同時に大きな変化の始まりなのです。

今日から、意識的に座る時間を減らし、こまめに体を動かす習慣をつけてみませんか?それは、COPDのリスクを下げるだけでなく、全身の健康にもつながります。さあ、今すぐ立ち上がって、健康な未来への第一歩を踏み出しましょう。

参照:

Medicine (Baltimore). 2021 May 7;100(18):e25336.

八木裕太

村松正明

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監修:
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