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充実セカンドライフで認知症対策

充実セカンドライフで認知症対策

しっかり寝れば寝るほど健康になれると思っていませんか?
日本で65歳以上の7,422人を6年間追跡調査したところ、睡眠時間が2時間以上長くなった人は変わらない人よりも、アルツハイマー型認知症になるリスクが2.01倍高いことがわかりました。

睡眠時間が認知症と関連性があることはこれまでに報告がありましたが、この研究では睡眠時間の変化がアルツハイマー型認知症のリスクを上昇させるという結果でした。

「認知症」とは名前の通り認知機能が低下し、それに伴って日常生活全般に支障が出てきてしまう疾患です。高齢化が進む日本では、数年後には65歳以上の5人に1人が認知症を発症するともいわれており、とても身近な疾患の1つです。
認知症にはいくつか種類があり「アルツハイマー型認知症」の症状は、物忘れから始まり判断力の低下、不安感、身体機能の低下など徐々に進行し、最終的には寝たきり生活になってしまう場合もあります。
現在アルツハイマー型認知症を根治する薬は存在せず、あるのは進行を抑える薬のみです。いったん認知症になってしまうと基本的には、進行が進むか、進行を緩やかにするかのどちらかになってしまいます。

お仕事を退職して時間に余裕が生まれたからといって、睡眠時間を長くしてしまうと体に負担がかかってしまいます。短すぎる睡眠時間も認知症を引き起こしてしまいますが、必要以上に長すぎても逆効果です。

若いうちから自分にとっての最適な睡眠時間を知っておきましょう。
朝すっきりと目覚められ、日中に眠気やダルさ、疲労感を感じない状態が睡眠時間が足りている目安です。
年齢や季節によって最適な睡眠時間はやや変化しますが、成人から高齢にかけて2時間ほど大きく変わることは考えにくいです。

認知症を発症しまっては手遅れです。まずは若くて健康なうちから自分にとって最適な睡眠時間の生活リズムをつくり、セカンドライフでもそれまでの生活リズムをキープして毎日楽しく充実した生活を送りましょう。

参照:

DOI: 10.1093/sleep/zsy143

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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