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高カロリー食だけではない、高コレステロールの原因

高カロリー食だけではない、高コレステロールの原因

健康診断や日常的にも良く目にする「高コレステロール」。
甘いスイーツ、スナック菓子、油の多いお肉や揚げ物、お酒・・・、さらに運動不足などが高コレステロール血症の原因として知られていますが、実はそれだけではないかもしれません。

アメリカで男性6,939人、女性7,318人を中学1年~高校3年生をベースに18~26歳まで追跡調査したところ、女性で睡眠時間が長いグループは、短いグループと比べて高コレステロール血症になるリスクが15%低いという結果が出ました。
青年期女性の短い睡眠時間が高コレステロール血症になりやすい可能性があるという結果です。

高コレステロール血症とは血中の悪玉コレステロール値が高い状態を示します。悪玉コレステロールは血液を通じて肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割をしていますが、増えすぎてしまうと血管に付着して動脈硬化を引き起こしやすくなってしまいます。動脈硬化は血管が狭くなってしまう状態のため、必要な酸素や栄養が体に行き渡りにくくなってしまい、さらに血管が詰まってしまう可能性も高くなります。
この血管の状態によって、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などさまざまな疾患のリスク上昇へと繋がります。これらは死に直結する可能性がある疾患です。

今回の調査では青年期の女性で睡眠時間と高コレステロール血症の関係性が示唆される結果でした。若い年代の方は健康への関心が低めで、また若くて体力があるため睡眠をおろそかにしてしまいがちです。
コレステロール値を正常に保つためには食事や運動はもちろん大切ですが、睡眠をしっかり確保する必要もあります。高コレステロール血症のリスク、死亡リスクを減らすためにも、食事、運動に加え、「睡眠時間」の見直しも行っていきましょう。

参照:

DOI: 10.1093/sleep/33.7.956

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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