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柳沢正史先生から学ぶ 睡眠講座② 間違いやすい睡眠常識

『いつでもすぐに眠れる人は危険。』
昼間でもすぐに眠れる、夜もすぐに眠れることは自慢にはなりません。その人はただ睡眠が不足している可能性があります。眠ろうとしてから実際に眠るまでには数分時間がかかるのが普通です。
『90分の倍数で目覚ましを設定しても意味がない。』
ヒトは一晩の睡眠中に「ノンレム睡眠→レム睡眠」のサイクルを数回繰り返しています。この1サイクルがいつでもだれでも90分であるという間違った情報のために、睡眠時間を90分の倍数にしたら目覚めが良いといわれることがありますが、これは誤っています。
1サイクルの時間には個人差があり、かならずしも90分ではありません。さらにこの1サイクルの時間は一定ではなく、睡眠後半にかけて1サイクルの時間はだんだん短くなっていきます。
90分サイクルの睡眠は当てはまりませんし、サイクル時間には個人差があります。
『就寝直後の睡眠だけが大切ではない、後半の睡眠も重要な意味がある。』
就寝直後に「深い」ノンレム睡眠、その後「浅い」レム睡眠というのも間違いです。そもそもレム睡眠は浅い睡眠ではありませんし、ノンレム睡眠と同じくらい重要な役割を持つ睡眠です。
レム睡眠の必要性について明らかになってきたことの1つが、認知症発症リスクとの関連性です。レム睡眠の占める割合が1%減少すると、認知症発症のリスクが9%高くなるという報告があります。
またレム睡眠が5%減ることで、死亡率が13%高くなるという報告もあります。
睡眠時間も大切ですが、ノンレム睡眠とレム睡眠のバランス、つまり睡眠の質も大切です。
参照:
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
アンカー 1
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