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吸わない選択、健康への第一歩

吸わない選択、健康への第一歩

最後にタバコを吸ったのはいつですか?昨日?それとも10年前?もしかしたら、今タバコを吸いながら記事を読んでいる人もいるかもしれませんね。私の父は重度のヘビースモーカーで、胸のポケットにはいつも「ショートホープ」が入っていました。そんな父が突然、タバコを止める決意をしたんです。きっかけは、今回紹介するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気でした。なんとタバコを吸うたびに「プチプチと肺胞が潰れる音が聞こえる」と言っていたのです。タバコとCOPDには密接な関係があり、タバコは1日でも早く禁煙すべきです。今日はあなたの禁煙の一助となれるよう、興味深い研究をご紹介します。

日本人を対象とした大規模な研究結果が発表されました。この研究は、喫煙をやめることが肺の病気、特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)による死亡リスクにどう影響するかを調べたものです。

研究チームは、40歳から79歳の日本人、男性41,465人と女性52,662人を対象に、18年間の追跡調査を行いました。その結果、驚くべき事実が明らかになったのです。

まず、タバコを吸い続けている人は、一度も吸ったことがない人に比べて、COPDで亡くなるリスクが男性で4.46倍、女性では9.26倍も高いことがわかりました。これは本当に怖い数字ですね。

でも、希望はあります。この研究で注目すべきは「禁煙の健康効果」です。禁煙をして10年以上経つと、COPDで亡くなるリスクが驚くほど下がることがわかりました。タバコを吸い続けている人の0.36倍まで下がるのです。このリスクは一度も吸ったことがない人とほぼ同じレベルとされています。

私の両親は離婚したので、その後父が禁煙に成功したかどうかはわかりません。ですが、あの「肺が潰れる音が聞こえる」という父の表情から、何がなんでも禁煙は成功させているのだろうと思います。

タバコをやめるのは簡単ではありません。でも、この研究結果は、禁煙することで得られる素晴らしい効果を教えてくれています。10年という時間は長く感じるかもしれません。でも、その先に続く人生を思えば、決して長い期間ではないはずです。

今日から禁煙を始めてみませんか?それとも、すでに禁煙している人は、もう少し頑張ってみませんか?いますぐタバコをゴミ箱に捨てて、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでみてください。それが、あなたの新しい人生の始まりかもしれません。

参照:

Prev Med. 2012 Dec;55(6):639-43.

八木裕太

村松正明

執筆:
監修:
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