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自身の健康のために、ボランティア活動

自身の健康のために、ボランティア活動

ボランティアや地域の活動などへ積極的に参加される方、またはあまり参加されたことのない方もいらっしゃると思います。今回はこのような社会的な活動と、身体の疾患との関連性を調査した報告をご紹介します。

日本で50歳から59歳の31,615人を8年間追跡調査したところ、社会的な活動へ参加しているグループは、そうでないグループと比べて2型糖尿病になるリスクが11%低いことがわかりました。

今回調査した社会的活動とは、地域イベント、ボランティア活動、高齢者への支援などの活動です。これまでにも社会的活動と疾患との関連性を調査した報告はいくつかあり、社会的活動が認知症や精神面、心血管疾患などとの関連性もあることが示唆されてきました。

糖尿病は、家族歴などの遺伝的要因、食事や運動などの環境的要因、さらに加齢によっても引き起こされやすくなります。日本の糖尿病患者数は増加を続けており、これは食事の欧米化などに加え、高齢化の進行も影響しているといわれています。
社会的活動と糖尿病との直接的な関連性はわかっていませんが、今回の調査から社会的活動には健康面の観点からも積極的に参加する必要があると考えられます。

健康的に過ごすには個人の生活習慣はもちろん大切ですが、他者とのつながりを持っておくことも大切です。日本の中年層から高齢層の方の中には、仕事と家庭のつながりのみで孤立気味になりやすい環境にある方もいらっしゃるかもしれません。
体の健康のためにも社会的活動には積極的に参加し、コミュニティ全体で健康の底上げを目指しましょう。

参照:

DOI: 10.1111/jdi.12820

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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