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ストレス社会で大腸がんリスク上昇中

ストレス社会で大腸がんリスク上昇中

癌の原因は遺伝や食生活などが影響していると思われがちですが、それ以外にも「ストレス」が影響している可能性があるようです。

日本で行われた研究で、男性25,018人を最長21年間追跡調査したところ、中程度および重度の心理的ストレス受けているグループは、ストレスが少ないグループよりも直腸がんになるリスクがそれぞれ2.16倍、1.75倍高いことがわかりました。一方、心理的ストレスと結腸がんの関連はこの研究では認められませんでした。

直腸がんとは大腸(結腸・直腸)に発生する癌の1つです。今回の研究でストレスによりリスクの上昇がみられたのは「直腸がん」で、大腸の中でも肛門の直前に位置する器官の癌です。
大腸がんは早期段階では自覚症状はほとんどなく、進行するにつれて血便、便通異常、腹痛などの症状が現れてきます。直腸がんの場合は特に、血便により異常に気づくケースが多いといわれています。
大腸がんのリスク因子として考えられているのは年齢、家族歴、肥満、喫煙、アルコールなどです。今回の研究では「心理的ストレス」がおそらく、食事・睡眠・喫煙・飲酒・肥満などの生活習慣を介して、直腸がんのリスクが上昇することが示唆されました。

現代はストレス社会ともいわれ、多くの方が何かしらのストレスを抱えながら生活しています。適度なストレスは身体へ良い影響を与えますが、過度なストレスがかかった状態が続くと不眠やうつ病など精神面への影響はもちろんのこと、頭痛や胃痛など身体面へも悪影響を及ぼす可能性があります。
日頃の健康のためにも、数十年後のがん予防のためにも、普段の心理的ストレスは溜めすぎないように過ごしましょう。

参照:

DOI: 10.1038/srep40363

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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