甘党男子に忍び寄る前立腺がんの影

みなさん、甘いジュースは好きですか?コンビニや自動販売機で、ついつい買ってしまいますよね。でも、その習慣は少し見直したほうがいいのかもしれません。2018年の研究で、砂糖が含まれるジュースをたくさん飲む人は、前立腺がんになる可能性が高くなる可能性が示されました。
この研究では、22,720人の男性を9年間にわたって調べました。目的は、砂糖をたくさん含むジュースやデザートを食べることと、前立腺がんになる危険性の関係を明らかにすることでした。
研究の結果、砂糖入りの甘いジュースをたくさん飲む人は(砂糖の量として43.7g以上)、あまり飲まない人と比べて、前立腺がんになる可能性が21%高くなることがわかりました。このリスクを大きいと捉えるか、小さいと捉えるかは人によると思いますが、私は怖い数値だなと感じました。500mLの炭酸飲料1本で、50g以上の砂糖が含まれていることが多いからです。これくらいの量のジュースなら、毎日飲む人もいるでしょう。
反対に、果汁やデザートからの糖質の摂取は前立腺がんのリスクと関連しませんでした。砂糖と前立腺がんリスクを考えた時、まずは砂糖入りのジュースを減らすことから考えていくべきです。
では、どうすれば甘いジュースを減らせるでしょうか?いくつかアイデアを書いておきますので参考にしてみてください。①ジュースの中でも炭酸飲料には砂糖が多く入っています。炭酸飲料は少なめに。②飲むなら水やお茶を。炭酸が好きな人は炭酸水がおすすめです。③果物を絞った果汁100%のジュースなら安心して飲めます。
砂糖入りの甘いジュースを減らすことで、前立腺がんの危険性を下げられる可能性があります。健康的な生活は、小さな変化から始まります。今日から、少しずつ飲み物を見直してみませんか?
参照:
Br J Nutr. 2018 Sep;120(6):703-710.
八木裕太
村松正明

