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歯磨きで、歯の汚れとコレステロール対策

生活習慣病の1つである脂質異常症は、食べすぎが原因だと思っていませんか?もちろん過食や運動不足はリスクになりますが、1日の歯磨き回数と脂質異常症に関連性がみられたという報告をご紹介します。
前回と同じ論文で、日本で男性6,337人、女性6,733人を過去にさかのぼって調査したところ、女性で毎食後歯磨きをしていないグループは、毎食後にしているグループよりも脂質異常症になるリスクが1.18倍高いことがわかりました。
脂質異常症とは血中のコレステロール値の異常です。初期の自覚症状はないため、血液検査で指摘されて気づく方がほとんどといわれています。進行することで、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが上がるため、食事療法や運動療法、薬による治療が必要になります。
脂質異常症の原因は主に、肥満、運動不足、喫煙、飲酒などが考えられています。今回は女性において歯磨きの回数とも関連性がみられたという結果でした。
これまでの研究でも、毎日の歯磨き回数は、心血管疾患やメタボリックシンドロームと関連性があると報告がされています。歯磨きの回数がこれらの疾患へどのように影響しているのか詳しくはわかっていませんが、歯磨きは虫歯や歯周病の予防以外にも、私たちの体にとって必要な習慣であることが考えられます。
歯磨きは子どもから高齢者までだれもが行っています。
一方で20歳以上の9割以上が虫歯の経験があり、30歳以上の約8割が歯周病ともいわれています。あらゆる疾患の中でも、歯科疾患は特に身近に感じられるものでしょう。
口腔内も体も健康を維持するために、毎日の食事の後は必ず歯磨きを行うという習慣を身につけておきましょう。
参照:
DOI: 10.1016/j.jjcc.2016.10.008
田口里奈
村松正明
執筆:
監修:
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