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胆石はテレビ好きに多い!?

胆石はテレビ好きに多い!?

日本人の約10人に1人が胆石を持っているといわれています。胆石症は身近な疾患ですが、症状や原因についてはよく知らないという人が多いかもしれません。食事などが影響しているとされていますが、テレビの視聴時間とも関連性があるようです。

アメリカで40~75歳の男性45,813人を8年間追跡調査したところ、テレビを週40時間以上見るグループは、週6時間以下のグループより胆石症になるリスクが65歳未満で1.58倍、65歳以上では3.32倍高いことがわかりました。

胆石症とは、消化液である胆汁が結晶化して胆石(石)となり、体の痛みや発熱などの症状が現れる疾患です。腹部の激痛や高熱が出ることがある一方で、胆石があっても約2割の人は無症状といわれています。症状の程度や治療の必要性には個人差のある疾患です。

胆汁は、ビリルビンやコレステロールなどいくつかの成分から肝臓で生成されます。
胆石の生成についてはまだはっきりとはわかっていませんが、胆汁成分のバランスが偏ることで胆石ができると考えられています。脂肪分の多い食事を摂る人や、肥満の人はコレステロールを多く含んだ胆汁が生成されやすいため、胆石症のリスクが高い傾向です。
今回の研究ではテレビの視聴時間との関連性が示唆されました。テレビを見る時間が長いと座ったまま過ごす時間も長くなるため、身体活動量が低いといえます。この生活スタイルによって肥満傾向になったり、胆汁が正常に流れなかったりするために、胆石症のリスクへつながっているかもしれません。

一般的な胆石症の予防には、適度な運動や高脂肪食の制限が挙げられていますが、日々のテレビの時間を少し減らすことでも予防につながる可能性があります。今回の研究では、胆石症男性の約3分の1は、30分の持久力トレーニングを週5日行うことで予防できる可能性があることもわかりました。
長時間座りっぱなしの生活は控えて日常生活の活動量を少しでも増やし、胆石症を予防しましょう。

参照:

DOI: 10.7326/0003-4819-128-6-199803150-00001

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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