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テレビの見すぎは、心臓に危険?

テレビの見すぎは、心臓に危険?

ニュース、ドラマ、バラエティ…テレビをつけると、社会の出来事から娯楽まで多くの情報が得られます。帰宅後にまずテレビのスイッチを入れるという人は多いのではないでしょうか?有益な情報も得られるテレビですが、実は心疾患と関連している可能性があるようです。

イギリスで平均56.5歳の男女479,658人を平均10.4年間追跡調査したところ、テレビを長く見るグループは、そうでないグループよりも虚血性心疾患で死亡するリスクが1.3倍高いことがわかりました。
テレビと心疾患は一見関係がないように思われますが、同じ研究で事故による死亡リスクは1.15倍だったことからも、関係性がみられることが示唆されました。

虚血性心疾患の一般的なリスク因子は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などです。心臓に血液を送る血管が狭くなったり詰まったりすることで心臓に十分な血液が行きわたらず、狭心症や心筋梗塞が引き起こされてしまいます。
そのため予防としては、適度な運動の継続や、高脂肪食・過度なアルコール・喫煙を避けることが挙げられています。

テレビを見る時間が長い人を想像してみましょう。
テレビの前で座って過ごす時間が長いと、身体活動量は減ります。テレビを見ながらジュースやビール、お菓子に手を伸ばしながら過ごしているかもしれません。
テレビと共に長時間過ごすことでココロは満たされるかもしれませんが、身体面からみると運動不足や肥満へも十分気をつける必要がありそうです。

ドラマ鑑賞が趣味、バラエティ番組でストレス発散しているという人もいるかもしれませんが、同時に虚血性心疾患のリスクは上昇してしまっています。虚血性心疾患を発症すると、突然死に至る可能性も考えられます。
テレビを長く見る習慣の人は、まずは毎日のテレビの時間を数分~数十分減らしてみましょう。減らした時間で、軽い運動をする、自炊に充てて健康的な食事を作る、といった生活を送ることで、よりココロもカラダも満たされた暮らしを送ることができるでしょう。

参照:

DOI: 10.1136/jech-2019-212739

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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