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テレビの見すぎで糖尿病!?

テレビの見すぎで糖尿病!?

休日は1日中テレビの前で過ごすという方もいらっしゃると思います。趣味や娯楽の時間を楽しむことは必要ですが、テレビの習慣が原因で疾病のリスクが上がってしまう可能性もあります。今回はテレビの視聴時間と糖尿病との関連性を調査した論文を紹介します。

日本で40~79歳の男女25,240人を5年間の追跡調査したところ、1日のテレビ視聴時間が5時間以上のグループは、2時間未満のグループよりも2型糖尿病になるリスクが女性で1.51倍、男性で1.06倍高いことがわかりました。

2型糖尿病のリスク因子の1つが運動不足です。運動不足は肥満のリスクも上がりますし、肥満によって血糖値を下げるホルモンのインスリンが効きにくくなってしまうことがわかっています。しかしインスリンの効きが低下してしまっても、運動習慣を続けることでインスリンの作用は改善されることもわかっています。糖尿病の予防にも改善にも、運動が必要とされています。

今回の研究でテレビの視聴時間が長いという方は、座って過ごす時間も長いと考えられます。
また今回の研究では歩行時間と糖尿病との関係性も調査され、男性において1日の歩行時間が長いと2型糖尿病のリスクは低下するという結果でした。
「運動」と聞くと、きつい印象でハードルが高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、「座っている時間を短くする」「歩く時間を長くする」という日常生活のちょっとした習慣改善でも糖尿病予防に効果がみられる可能性があります。
健康なうちから、テレビを見る時間を少し減らし、ウォーキングの時間を少し増やす生活習慣に変えておくだけで、糖尿病の予防につながります。将来の健康維持のために、今の生活を少しでも見直しておきましょう。

参照:

DOI: 10.1016/j.ypmed.2018.11.006

田口里奈

村松正明

執筆:
監修:
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