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喘息
asthma
喘息(気管支喘息)は、アレルギー体質、気道過敏性、環境要因を背景にして、何らかの刺激により気管支が狭くなり、その結果、呼吸困難と喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸)を伴う発作がおきる疾患です。発作時の呼吸は、吸うよりも吐き出しにくくなるのが特徴で、咳や痰なども出現します。診断には、呼吸機能検査や気道可逆性試験が行われます。血液検査では好酸球の増加や非特異的IgE値の上昇が認められることがあります。またダニやカビに対する特異的IgE抗体を調べることもあります。治療の第一選択は吸入ステロイド薬で、十分コントロールできない場合、気管支拡張薬、抗アレルギー薬、β2刺激薬などが追加されます。早期に診断して治療を開始すれば予後は良好です。予防として誘発因子(感染、喫煙、精神的ストレス、過労など)をさけること、住宅のダニやカビへの対策があげられます。
喘息(気管支喘息)は、呼吸困難と喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸)を伴う発作がおきる疾患です。喘息に罹患している人は気道(気管支)に過敏性を持ち、アレルゲンへの暴露や感染を契機に、気管支の粘膜が腫れたり、分泌物が増加したり、また気管支の筋肉が収縮したりして、気管支が狭くなります。このために呼吸困難と喘鳴が出現するのです。喘息は最近増加しており、有病率は小児の約7%、成人の約4%といわれています。小児喘息がある場合、成長するにつれて喘息がなくなることもありますが、成人した後に再発する場合があります。また成人後に初めて喘息に罹る人もいます。

東京大学名誉教授 山下直秀
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