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肺がん(肺扁平上皮がん)

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肺がんは近年頻度が増加し、日本人男性のがんによる死亡率の第1位、女性においては第2位になっています。肺がんは、病理組織から腺がん、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんの4つに分類されますが、扁平上皮がんと小細胞がんは喫煙により発症頻度が増加しますが、他の肺がんも喫煙により頻度が増加することが報告されています。喫煙以外の環境・生活要因としては大気汚染やアスベストへの暴露があげられます。肺がんでは咳、痰、血痰、胸痛などの症状が出現しますが、早期には無症状のこともしばしばあります。診断は胸部レントゲン、CT、痰の細胞診などで行われます。治療は進行度によって手術、放射線、化学療法、分子標的薬などが選択されますが、最近は免疫チェックポイント阻害薬も使われるようになっています。手術が不能な肺がんの場合、予後はあまりよくありまん。予防には禁煙が大切です。

日本において肺がんは最近増加して1998年には胃がんを抜き、年間死亡率は男性で1位、女性で2位になりました。その後、肺がんはさらに増えています。肺がんは気管、気管支、肺胞の細胞が正常の機能を失い、無秩序に増殖するようになったものです。特に気管や気管支から発生する頻度が高いことが知られています。細胞の発生と形態から扁平上皮がん、腺がん、小細胞がんなどに分類されます。
肺がんは50歳以上に多く年齢が上がるにつれて増加します。男:女=約2?2.5:1と男性に多いのですが、これは男性の喫煙率の高さと関係していると考えられています。

肺がん(肺扁平上皮がん)

​東京大学名誉教授 山下直秀

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