HbA1c
HbA1cは、赤血球の中のヘモグロビンにブドウ糖が結びついた割合を示します。赤血球の寿命が約120日であることから、過去1〜2か月の血糖の平均を反映します。前日や当日の食事では変わりません。つまり健診の直前だけ節制しても数値は動きませんが、逆に継続的な生活改善は確実に反映されます。普段の生活がそのまま表れる指標です。
疾患との関連
空腹時血糖値は食事に含まれる糖質量や体が血糖を下げる働きによって変動します。HbA1cは過去2~3ヶ月の血糖の推移を示します。空腹時血糖126mg/dL以上、HbA1c6.5%以上の場合は糖尿病の可能性があります。これらを指摘された際は、専門医の受診をお願いします。
糖尿病は、脳心血管疾患(心筋梗塞・狭心症や脳梗塞)や心不全、腎機能低下の原因となり、さらに視力低下や神経障害につながることがあります。脂質異常症、高血圧や腎障害などの有無も併せて確認し、生活習慣の見直しや適切な管理が必要になります。
望ましい生活習慣
BMIを25以下にする体重管理が重要です。運動による消費カロリーが食事による摂取カロリーを超えるよう、運動も食事も自身が継続できることを選択することが重要です。運動としては1日10分以上から開始し少なくとも週3回以上30分以上(週2.5時間以上)の運動が有効です。有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)が勧められます。食事としてはカロリーの適正化(標準体重×25kcal)と適切なPFCバランス(炭水化物50-65%、タンパク質13-20%、脂質20-32%)が薦められます。食物繊維を積極的に摂り、糖質や脂質の過剰摂取を避けること、ゆっくりよく噛んで食べ血糖値の急上 昇を抑えるなど配慮しましょう。
増田大作 Daisaku Masuda, MD, PhD 地方独立行政法人りんくう総合医療センター 循環器内科 部長 兼 先進医療開発センター センター長
コラム
空腹時血糖値の項目を参照
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